自分が話すよりも相手の話を聞く!話をうまく聞く5つのルールとは??≪プルタークの名言≫
話の聞き方を身につければ、あなたは話の苦手な人からも、
ためになる話を聞き出せるだろう。
≪作家/プルターク≫
人間というのは、基本的に話すことが大好きです。
逆に話を聞くというのは、苦手な人が多いようです。
聞くことが上手い人は、他の人からためになる話を聞けて、他の人からの知識や考え方を仕入れることができます。
さらに、聞くことにより、相手の自己重要感を満たすことができます。
そのため、話を聞くというのは、話をするよりも難しいものかもしれないのですが、身に付ければ、自分の為にも相手の為にもなるものなのです。
では、良い話の聞き方とはどんなものなのでしょうか?
良い話の聞き方をするためのルール
良い話の聞き方をするためには下記のルールがあります。
①相手の目を見つめ、ゆっくりとわかりやすく質問をする。
②相手がしゃべりだしたらひたすら聞き役に回る。
③よい具合に相槌を打つ。
④他に何かをしながら聞かない。
⑤真剣に聞く。
以上5つです。
①相手の目を見つめ、ゆっくりとわかりやすく質問をする。
相手の話を聞く際は、必ず相手の目を見るようにしましょう。
さらに、話の内容から、質問をすることです。
質問がなければ、話を聞いていないも同然です。
必ず質問をするようにして、さらに言うならば、質問をするときには、「イエス」「ノー」で答えられるいわゆる「クローズド・エンディング・クエスチョン」(閉じた質問)ではなく、話し手が話の内容を広 げられるような「オープン・エンド・クエスチョン」にするよう心がけましょう。「いつ、だれが、何を、どこで、どうした」という点を、話のツボをとらえな がらうまく引き出していくことが大事です。
そして、早口ですと相手を急かすようになってしまいますので、ゆっくり聞いてあげると心地よく話し続けることができるはずです。
②相手がしゃべりだしたらひたすら聞き役に回る。
絶対に自分から話すようなまねはせず、ひたすら聞き役に徹してください。
絶対にやってはいけないことが、相手の話をさえぎること。
ひたすら聞き役に回って気持ちよく話してもらうことができればその分、相手の考え方や経験を引き出すことができます。
③よい具合に相槌を打つ。
相槌にもコツがあります。
いつもいつも一定の相槌しかしなければ、会話は盛り上がらず、下手したら『本当にこいつ聞いてんのか?』ということになりかねません。
・はい、はい…
とか
・あぁ、そうなんですね
とか
こんなんじゃ相手も話す気がなくなってしまいます。
ですので、相槌はオーバーに打ってみましょう。
・なるほど!
・そうですね!
・それは、本当ですか!?
・おー、その通り!
・いやー、それはすごい!
など感情をたっぷりにして、相槌を打つと、会話が盛り上がり、相手を気持ちよくさせて、どんどん話をしてもらえますよ。
④他に何かをしながら聞かない。
仕事をしながら、ですとか、パソコンで何かを打ちながら、ですとか。
他のことをしながらですと、相手が話していることがしっかり耳に入ってこないですし、理解もできなくなってしまいます。
話を聞く際は、手を止めて聞くようにしましょう。
⑤真剣に聞く。
時には笑い、時には感動して相手の話を聞きましょう。
上っ面だけ聞こうとしたら、その態度はばれます。
ばれたらそこで相手がしらけて話すのをやめてしまいます。
真剣に聞いて、『興味がある』ということを示してください。
いかがでしたでしょうか?
5つのルールで何を目指すべきかは、相手に気持ちよく話してもらう。
です。
相手に気持ちよく話してもらわなければ、こちらが知りたいことも質問できないかもしれませんし、何より、相手が嫌な気分になってしまうこともあります。
人間関係において聞き役というのは非常に重要な役割を持ちます。
いきなり5つのルール全部をするというのではなく、徐々に上手な聞き役になれるよう、徐々に1つずつ試して慣れていってみてください!